シリコンバレーから新宿へ。引っ越しても就職してもやっぱり本ばっかり読んでる薬剤師さん?!


by sanakopi

カテゴリ:本の話( 201 )

 ひさしぶりに近況など。

 家政婦さん、ちょっと手抜きになってきて、昨日おぼっちゃまからもっとうまいものを食わせろ、と厳しいお言葉がありました。だって旬の美味しいお魚は、お刺身か塩焼きがいちばんおいしいじゃない?などと、家政婦にあるまじきいいわけを試みたりして、できの悪い家政婦です。

 
 話は変わって、私にとっての一番のレジャー、図書館めぐりですが、まずはこたにカードを作ってもらわないと始まらない、でも交通の便のいい場所にあまりない、中央図書館が移転のためにしばらく休館中だった、などの悪条件が重なり、1ヶ月以上貸し本屋さんのようなブックオフで我慢していました。

 そしてこの間の日曜日、だめもとで図書館に行かない?と誘ってみたところのってきてくれたので、晴れて中央図書館へ。新宿西口から都バス、バス停からは5分くらい歩いたところにありますが、中央、というにはさみしいこじんまりとした図書館でありました。

 それでも、こども図書館もハシゴして、ふたりで10冊借りました。

 あっというまに半分くらい読んでしまって、2日前、特に出かける予定はなかったのですが、現在、息子のマンションの外装補修工事中で、その日の騒音が耐えがたかったので、逃亡がてら、歩いて20分くらいの角筈図書館(読み方、調べましたら つのはず でした)へ。

 やっぱり、無料で利用したいんですよ、交通費がかかるともったいないと思ってしまうので。

 都庁とか、新宿中央公園とかをとおりすぎてたどり着きました。

 お、こっちのほうがお宝が出そうな予感。

 そして、『ジェノサイド』借りられました!!!読みたかった、ずっと!!

 いごこちよさそうな畳のおはなし会のお部屋のそばに、子供用雑誌コーナーがあり、そこでみつけたのがおはなし会の雑誌 『この本、読んで!』

 ぱらぱらめくったら、なんと、藤田さんの連載、ありました!!!

 最新刊は、河童のおはなしについて。お得意のお話をふたつ、手遊び、あとはまつわるおしゃべり、などといった構成で、見開きが2回、4ページありました。

 次回は、バックナンバーもあるだけ読んでこようっと。

 暑い日は、行き返り、日陰を見つけたり休み休み歩かなくちゃ。でも楽しみです。
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by sanakopi | 2013-08-01 14:28 | 本の話 | Comments(2)

ネガポ辞典

 なんかかわいいですよね、ネガポって。

 意味わかんないけど何???ってみなさんに、今日、知ったばかりの私がお教えしましょう。

 ネガティブな表現を、ポジティブに言い換えること。それがネガポ。


 これはもう、難病患者や家族のみんなならいつも実践してることだし、じつはすっごいネタをみんな持ってたりするんじゃないかと思います。得意分野っていってもいいですよねっ

 この本、女子大生二人で作ったアプリがもとになってて、まだまだネタを集めてるらしいです。

 なんかいいなあ~~~
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by sanakopi | 2013-05-06 13:19 | 本の話 | Comments(0)

旅猫リポート 有川浩

 久しぶりに単行本の新刊を買ってしまいました~~~っ

 図書館戦争以来かな。どんだけ有川さん好きなんだろうと思います。けちな私がえいって思えるんですから。

 (こんなことで胸を張ってはいけないということもわかっています。ファンならもっと買わなくちゃですよね)

 ルンルンと書き始めましたけど、これは外では読めないし、昼間にも読めない本ですよ。。久しぶりにまぶたが腫れて、鼻がまっかになるくらい泣きましたもん。。。

 あ、でも息子はけろりと2時間くらいで読んでいました。「ま、よかったよ。」と言って。

 主役は猫です。
 ペットショップで買ってくるんじゃなくて、人と人が出会うように出会った猫。

 もう、猫がお好きな方なら、涙も倍増なんじゃないかと思います。

 私は子供のころ、猫じゃなくて犬ですが、怪我をして迷い込んできた子がそのままうちにいてくれた経験があります。うちを選んで来てくれたんだな、って強く思いました。立派な外見とは程遠かったけれど、誠実で、すごくかわいい聡明な目をしていました。

 いろんな友情も描かれています。ほぼ日で、山田ズーニーさんの「小論文教室」というシリーズも読んでいるのですが、そちらでもちょうど友情を取り上げていて、私の中では勝手にリンクしています。

 小学生のころ仲良かったあのこ。
 中学生のころつるんでた仲間。
 高校生のころの友達との距離感。
 大学のときはどうだっけ??

 そして今も、たくさんの尊敬できるひととのつながりが持てていることで、私はいい旅をしているな、って思えました。

 わが子たちも彼らなりに旅を続けて欲しいです。

 

 

 
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by sanakopi | 2012-12-20 01:45 | 本の話 | Comments(2)
 今年の作家別売り上げで、東野圭吾さんについで第2位だったという、川原さんの作品です。

 この秋のアニメで我が家は知りましたが、原作のほうはもう11巻まででていて、どちらかというとライトノベルの中でも、評価の定まった名作であったようです。

 娘のお友達が7巻まで貸してくださって、大喜びで息子も私も速攻読み終わりました。

 とくに第7巻の内容は、賛否あるかもしれませんが、病気や障害を持つ子供たちにとっては、夢のような、そして「なんとかして実現したい、そのためには自分は何を学べばよいのか?」と息子が真剣に考えるほどのアイディアをベースにしています。

 まだ、SFであり、ファンタジーでもありますが、山中教授によってひとつのファンタジーが現実になろうとしている今では、きっと、こういうものも実現していくのではないかと期待が膨らむのです。

 具体的には、短く説明するのは難しいのですが、実際には体を横たえている状態で、脳の活動だけで、まるで実際に動いているようにバーチャルな世界で生活や冒険をすることができるシステムです。

 肢体不自由であったり、視覚や聴覚の障害も、その世界ではまったく問題にならなくなり、実際の体では体験できないことをリアルに感じながら経験できると言うことです。

 難しいことを書きましたけど、作品は、ぜんぜん難しい小説ではなくって、すっごくエンターテインしてくれますよ!!

 若い人の読むもの、と決め付けてはいけない、そういう作品のひとつではないかな、と思っています。

 
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by sanakopi | 2012-12-13 11:02 | 本の話 | Comments(2)

陽だまりの彼女

 近所の紀伊国屋さんにもちゃんとおいてありました~~。文庫だったので衝動買い。

 知る人ぞ知る(知ってる人しか知らないでしょうね~)嵐の松本潤さんが主演することが決まった映画の原作です。いいかげんにニュースを読んでいたので、最初は漫画だとばかり思って、漫画の棚を探すも、ないな~~

 受賞作はこれとは別の作品ですが、ファンタジーノベル大賞出身の作家さんですから、ラノベですらない、ちゃんとした小説です。

 そして、なんとも、感想の書きにくい小説でした!!

 つまり、ネタバレせずに語るのが難しすぎるのですっ!!!

 基本的に私がここに記事を書くときは、そこから読みたくなってもらいたい、記事を読んで満足してもらいたいのではない、と思っているのですよ。

 ということで、今回はとても簡単に。

 もう一回読んでみようと思っています。

 それから、潤君ファンとしては、思う存分、きゅんきゅんさせていただける作品になる予感です。
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by sanakopi | 2012-12-07 04:12 | 本の話 | Comments(0)
 あこがれていたんですよね~、このブックトークというものに。

 とはいうものの、日本に住んでいたころにはまだそういうまとまった本の紹介の時間というのはなかったような・・というか、なかなか遠方の図書館の事情を知る方法もなかったですから、近隣の図書館では行われていなかった、ということかもしれません。

 テーマを決めて、数冊選んだ本のなかから、印象深い一節などを朗読したり、おすすめのポイントなどを紹介していくものなのだろうと、勝手に想像しています。図書館で、図書館員さんが行うので、たいていそのあとすぐに自分の欲しい本を手にとって借りることができるのでしょう。

 アメリカにきてから、娘(当時3歳)を連れて通ったストーリータイムでは、おはなしのあとに、もちろん読んでもらった本はすぐに借りられるようになっていましたし、たしか、読んでいないけれどおすすめの本なども数冊見やすいように置いてあったようでした。

 なんで図書館司書にならなかったのかな~と自分で不思議に思っているので、勉強はしていないながらも、大好きな本をおすすめするお仕事をしてみたかったのですね。

 今回は、夢がかなって、日本語補習校で、図書コーナーの貸し出し担当の保護者のみなさんの協力も得て、はじめてのブックトークをすることができました。

 初回ということで、反省点は、欲張ってたくさん本を持ち込みすぎたことかな~~

 選び抜いて10冊くらいのほうがよかったかもしれません。40冊近くあったから・・・・・わはは。

 それでも、20冊近く、借りてもらえたし、これからもやってみたいというおはなし会メンバーもでてきそうで、未来につながったのでよしとします。
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by sanakopi | 2012-11-16 03:23 | 本の話 | Comments(0)

聖の青春

 タイトルがちょっとベタだな、と思ったのですが、これは読んでよかったです。

 村山 聖(さとし)八段の青春のうちに終えられた人生の記録。 ご存知の方はもちろんお分かりのことと思いますが、私はまったく存じ上げず、残念なことをしたなと思いました。プロ棋士として、谷川さん、羽生さんと同世代、「怪童」とよばれたのだそうです。

 村山さんの物語で、なぜ号泣してしまったかといえば、それはやはり、彼が子供のころからネフローゼという腎臓の病気と闘い続け、生と死を見つめ続けたひとだったというところでしょう。

 そういう彼を、家族、将棋の師匠とともに見守り続けていた将棋雑誌の編集長が執筆されているので、読んでいるこちらも、彼と会った事があるように錯覚し、命がけで将棋をさす姿を背中で応援しているような気持ちになってくるのです。

 あまりにも詳細に彼の病気からくる苦しみも描かれているので、どなたにでもおすすめできるわけではありません。ひとによっては身につまされ、辛すぎて読めないかもしれないから。。。。

 でも、こんな生き方もあるんだな、と考えて欲しかったので、私は迷わず息子にもすすめました。

 しっかり分量があるのですが、さっそく、半分くらいは読み進めているみたい・・・・

 頭でっかちになるのもよくないけど、やはり私自身は、本から学ぶことが多い人生です。


 
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by sanakopi | 2012-11-06 06:45 | 本の話 | Comments(0)

モアイは語る 

 本の話といっても、教科書にのっているノンフィクションです。

 中学2年の国語、光村図書「モアイは語る」です。

 私にとっては、モアイってだれが作ったかわかんない、すごい大きい、石の彫刻がたくさんあるんだって~~、最近は風化が進んで、鼻が欠けたりしてるらしい、っていう認識だったんです。宇宙人が作ったのかもしれないっていう説もある、とかね。

 ところがどっこい、私が大人になり、おばさんになっている間に、研究は進み、モアイを作った人々の歴史、その島にたどりつき、最後の一人が亡くなるまでのストーリーは完成していたのでした!!!

 絶海の孤島で、たくさんのやしの木の森と、海の幸にはぐくまれ、モアイ像を作るまでに発達した小さな文明。

 でも、彼らには、やしの森を失うことがどういうことか、予測することができなかった。

 はっと気づいたときには、島から脱出する手段すら失われていた・・・・・

 そして、あの小さな島で、人類は衰退したのです。

 少し前にアニメ化された「人類は衰退しました」という物語の設定を思い、さらに、地球の現状を思うと、なんと示唆にとんだ文章が取り入れられているのだ、日本の教科書!!!と感激せずに入られませんでした。

 日本の教科書にはほとんど触れずに高校3年の年齢に達している息子にも、ちょっと読んでおきなよ、と勧めたいです。
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by sanakopi | 2012-10-29 12:24 | 本の話 | Comments(0)
 いい本が続きます。これもサンノゼ図書館で借りました。

 ついでで申し訳ないですが、コミュニティールームのおはなし会、大盛況でうれしいです!!子供たちが楽しそうだと、こっちもやる気倍増です。来てくださってるみなさま、ありがとうございます。

 おはなし会が終わってからみんながおもちゃで遊び始めるので、お片づけの時間まで私はちょっと時間ができました。その間にじっくりと書架を見て、いい本と出会えています。

 よしもとさんは、今までも物語の中に、自然になにかスピリチュアルなものを描きこんでくださるなあ、と思っていましたけど、今回はまさに「いのち」がテーマなようですし、東日本大震災でたくさんの人が受けたであろう心の傷を少しでもちいさくしてくださろうと、そういう気持ちで書かれたそうですから、受け取れる人しか受け取れないだろうな、というくらいにそういう要素が満載です。

 あと、印象に残ったのは、「言葉の重さ」「重荷になりたくない」

 自分がつらい体験をしたあとや、深刻な問題を抱えているとき、誰かに話していいのか、誰に話していいのか、そういうことに悩んだことのあるひとは少なくないですよね?

 私もいつもですけど・・・

 明るく、軽く話せないようなことは話さないほうがいいの?

 泣きながら話して、そのあとこちらは心が軽くなったとしても、相手に重荷をあずけてもいいのかな?

 まとまりませんが、そんな気持ちわかるわ、と言う方にはおすすめしたいです・・・・・



 

 
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by sanakopi | 2012-09-14 04:29 | 本の話 | Comments(0)
 ええと、ひさびさのサンノゼ図書館あなどれず、の本の紹介です。

 装丁が大好きな小川洋子さんの何冊かの本を手がけている方と一緒だったんですよ、借りようと思ったきっかけは。はかなげな小鹿がとても気になって。

 読んでびっくりでした。

 苦しくなって終わりまで読めない人もいるんじゃないかな。。。

 いや、苦しいといってはいけないような、でももやもやするような。

 いまは医学的な分類が事細かにあって、経済的余裕のある家庭では特別な支援が必要な子供たちも、大切に育てられています。親たちもたくさん情報を持っていて、思いやりを持った態度でいられます。

 でも自分が子供のとき、なんだかのんびりした子、いつもあさってのほうを向いてるみたいな子、おしゃべりが得意じゃない子。淡々と同じクラスにいたそんな子達をいじめこそしないまでも、ひどく冷たい目で見て、ふれないように距離を置いていました。

 そういう自分が恥ずかしくなって少し苦しくなってくる、そんな物語でした。

 でもすごい力がある。読み終わったら大好きになっていました。

 読み終わったらおしまい、じゃなくて、なんだかしばらくじっと考えてしまうんです。

 考えさせてくれる小説なんです。

 あみ子はしあわせそうです。持っていないものや、来てもいない明日のことばかり思って不幸になっていく私たちとは違って、あみ子には今あるものを好きになって、今を楽しむ力があるのです。

 
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by sanakopi | 2012-09-13 05:49 | 本の話 | Comments(0)