シリコンバレーから新宿へ。引っ越しても就職してもやっぱり本ばっかり読んでる薬剤師さん?!


by sanakopi

The Glass Castle

 著者は、Jeannette Wallsという女性で、久々の英語の本読破。

 今回は、後半、ハリーポッターにつぐ、ページをめくる手がとまらない、という現象を体験、うれしくなりました。

 ここまで知らない単語を読み飛ばせるか、と自分におどろきつつ、一方で、いいのいいの、筋がわかるだけで、となぐさめていました。

 そして、これは私の好きな『小説』ではありません。なんと、自叙伝なのです。それで、このおもしろさ、といったら語弊があるかしら、本当に激しい半生なのです。だって、私とそうは変わらない年代の女性なのに、こんなにたくさんの物語を抱えているんですから。

 大きく紹介してしまえば、社会に適応できなかった両親に育てられた子どもたちが、その才能を自分の力だけで開花させていくのです。そのすさまじさは、まず、ひもじさの表現の多彩さで、読むものを圧倒していきます。安全ですら両親から与えられないなかで、本当にたくましく生きて、生き抜いて、今の幸せにたどりついています。

 途中、何度も、
「自分の両親を、よくここまで書けるなあ。。。」
いや、現実はもっとひどかったのかもしれないのですが、そんな風に思っていました。

 でも、終盤にさしかかって、それでも家族の愛は、ねっこのところで損なわれなかったことがわかり、何度も涙がでました。

 邦訳があるのか、調べていませんが、すばらしい本です。

 ひとつ前に書いた、「わたしを離さないで」とともに、年末にきて、今年最大級の収穫です。



 
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by sanakopi | 2007-12-01 14:15 | 本の話 | Comments(0)