シリコンバレーから新宿へ。引っ越しても就職してもやっぱり本ばっかり読んでる薬剤師さん?!


by sanakopi

重い本、3連発・・

 気がめいってくる本を、続けて3冊も読んでしまいました。
 
 「グロテスク」 桐野夏生  娼婦の連続殺人事件の周辺から、過去にさかのぼって、女性の孤独感を描いていて、美しいって、いけないこと?と思わせる作品。

 「最後の家族」 村上 龍  引きこもりの青年とその家族を、一人ひとりの視点から丁寧に描いて、最後に、何とかその出口を見つけたように見える。でも、まあ、こんなにうまくいかないだろうな、とも。

 「残虐記」 桐野夏生  少女が、誘拐され、長い監禁生活を送る。何もなかったようには生きられない・・・。一番、読まなきゃよかったかな、という、後味も悪い作品。

 現代を鋭く切り取っている、と評されてしまえば、はあ、そうですか、というしかないですが、あまりに、得るもののない、読後感はどうかなあ~

 どんなことがおこっても、ひとは癒され、人間として幸せになる価値もあるし、可能性もある、と思っていられる時代はおわってしまったのでしょうか。
 
 小説家は、答えを出してくれる先生ではないのでしょうが、重いテーマであればあるほど、なにか、救いのヒントになるものを考えてから書いて欲しい。

 そんなこというなら読まなきゃいいのに・・・といわないでください。
こちらの図書館の数少ない日本語の蔵書となれば、これもひとつの縁だな、と思い、読んでしまうのです。途中でやめるのは失礼なので、最後まで。
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Commented by Sirius at 2005-01-29 04:54 x
sanakopiさんは、本当に本が好きなんですね。昔から、そうだったかなあ?昔は、スポーティブで、活動的な方というイメージでしたが、私が活発なタイプに変わったように、人は変わっていきますからね。
私は今読んでいる本は、不思議なことにsanakopiさんが大学の頃、勉強したであろう専門の本が多いです。数式の計算は私は慣れているので苦痛にはならないのですが、物質名が手こずっています。
他には、仕事の処理が早すぎて時間が余るので、税理士や公認会計士の勉強になる本を読んでいます。私の専門ですと全く使うはずは無いのですが、世の中、何が起こるかわかりません。時間のあるときに、対策を練っておかないと、、、どうも実学的な本が多くて、文学作品を読んでいないところは、反省しています。
Commented by 来夢 at 2005-02-09 21:46 x
sanakopiさん、こんにちは~。ここのところずっと大学の試験だったので本は、まじめな経営学関連の本ばかりで、すっかり頭が痛くなってます。
なかなか、本がないみたいで、大変ですね。日本では、書店では、すぐに本が入れ替わるので、躊躇するとすぐになくなってしまって・・・
私は、最近はじっくり読めなくて、読むのはもっぱら短編ものばかりってとこですが・・・
Commented by sanakopi at 2005-02-10 01:37 x
ようこそ、いらっしゃいませ~。試験のできは、どうだったのかなぁ。アメリカに来てまで、なんとか、買わずに本を読もうという根性が、まちがっているのかもしれません。借りて読む、が治らない・・・
by sanakopi | 2005-01-28 09:54 | 本の話 | Comments(3)