シリコンバレーから新宿へ。引っ越しても就職してもやっぱり本ばっかり読んでる薬剤師さん?!


by sanakopi

清貧の思想  中野孝治

 休んだり休んだりだったので、1ヶ月くらいかかってしまいました。

 日本史で、とにかく覚えた文化人の名前が次から次へとでてきます。

 吉田兼好 本阿弥光悦 西行法師 松尾芭蕉 鴨長明 与謝蕪村 良寛 三好達治

 これらの人々の、何が歴史に名を残すほど素晴らしかったのか、よくわからないままの丸暗記でしたが、彼らの価値が、清貧の思想を体現したことであったと知ると、改めてその作品に触れてみたいと思いました。

 そして、終章において、戦前の市井のひとびとも、脈々とつづいてきたその思想をきちんと持ち続けていた、ということが、筆者の母の面影より、語られます。私も、自分の中によりは、自分の母の中に、よりはっきりとこの思想が残されていると感じます。

 この時代に、いくら古人に学び、共感しようとも、所有や、消費をまったく否定して生きることは困難すぎるでしょう・・・。食べ物、着るもの、住む所のほかに、医療と、薬が足りている時、それを充足とし、それ以上は求めるな、ということでしたが、アメリカでは、あとの二つ、住む所と、医療と薬が大変高価であるために、生活の安定感が少ないのだ、とわかりました。

 それでも、筆者がはげましてくれているように、ただ、彼らの思想を知る、というだけでも、生の質がちがってくると、そう信じたいです。

 お買い物をするとき、これは、本当に必要か、よく考え、捨てる時には、もったいない、と言う言葉をなんども反芻しながらにしようと思います。

 
 
 
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Commented by Sirius at 2006-03-25 15:54 x
まったくそうですね。アメリカには国民皆保険制度がありませんから、大変でしょう。リスクに応じて保険の掛け金が決まるわけですから・・・・・
住宅においてもそうです。いい立地の作りのいい家は高いですから。
私も、家も土地も持っていますが、日本なればこそこの程度の費用で持てるのです。ご先祖様に感謝しています。
もうじき、桜のシーズンです。今日は家族と梅を見に行っていました。
もう、春です!!!今年も雪のシーズンまでたっぷりと楽しみますよ!!!sanakopiさんもがんばって!!!
by sanakopi | 2006-03-25 12:36 | 本の話 | Comments(1)