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シリコンバレーから新宿へ。引っ越しても就職してもやっぱり本ばっかり読んでる薬剤師さん?!


by sanakopi

スウィート・ヒアアフター よしもとばなな

 いい本が続きます。これもサンノゼ図書館で借りました。

 ついでで申し訳ないですが、コミュニティールームのおはなし会、大盛況でうれしいです!!子供たちが楽しそうだと、こっちもやる気倍増です。来てくださってるみなさま、ありがとうございます。

 おはなし会が終わってからみんながおもちゃで遊び始めるので、お片づけの時間まで私はちょっと時間ができました。その間にじっくりと書架を見て、いい本と出会えています。

 よしもとさんは、今までも物語の中に、自然になにかスピリチュアルなものを描きこんでくださるなあ、と思っていましたけど、今回はまさに「いのち」がテーマなようですし、東日本大震災でたくさんの人が受けたであろう心の傷を少しでもちいさくしてくださろうと、そういう気持ちで書かれたそうですから、受け取れる人しか受け取れないだろうな、というくらいにそういう要素が満載です。

 あと、印象に残ったのは、「言葉の重さ」「重荷になりたくない」

 自分がつらい体験をしたあとや、深刻な問題を抱えているとき、誰かに話していいのか、誰に話していいのか、そういうことに悩んだことのあるひとは少なくないですよね?

 私もいつもですけど・・・

 明るく、軽く話せないようなことは話さないほうがいいの?

 泣きながら話して、そのあとこちらは心が軽くなったとしても、相手に重荷をあずけてもいいのかな?

 まとまりませんが、そんな気持ちわかるわ、と言う方にはおすすめしたいです・・・・・



 

 
by sanakopi | 2012-09-14 04:29 | 本の話 | Comments(0)