シリコンバレーから新宿へ。引っ越しても就職してもやっぱり本ばっかり読んでる薬剤師さん?!


by sanakopi

アースシーの風 ゲド戦記V

 これまた、ずっと読みたかった本を、さなの日本語補習校の図書コーナーで発見。目を疑いましたね。あまりにも、何気なくそこにあったので。

 こんなに本が好きなら、新刊で、よさそうな物をどんどん買ったらいいじゃないか、と思われるかもしれませんが、何となくそうしたくないんですよね・・・自分で手に入れてしまうよりも、向こうから近づいて来てくれるのを待ちたい。そこに、ドラマが生まれるんですよ。待っている間に、心に響くような書評を読むこともあれば、思わぬ友達が、すでに読んでいると聞いたり。そして、貸してもらっちゃうわけですが・・・・

 そして、シリーズを中学生のころから読み続けている私にとっては、魔法と知恵の体現者だったゲドが、力をなくした今も、いや、その今の方を幸せに生きていることを知り、さらに、荒れ切った世界でも、再び立て直すことができることに、大きな安堵感を感じることができました。

 だれにでも理解できる大きな悪よりも、それぞれ気にもとめずにささやかれ、あたりまえになっていく、うそや、偽善のほうが、しずかに、人間の心を損ねていくのではないでしょうか。

 現代の自分たちに置き換えた時、やはり、悪くなっていく世界を悲しんでいるだけではいけないのです。希望を、(私にとっては子供たちを)育て、愛をつないでゆかなくては。

 感動しているので、なんか、ややこしい話になってしまいました・・・
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Commented by Sirius at 2005-05-06 17:37 x
sanakopiさんが、いつも本を読んで感動しているようなので、今回は私も自分の好きな作品を一つ、それは、スティーブンソン作の「宝島」です。
これは、冒険物語でアニメーションも放映されていましたが、私は、そこに出てくる、海賊の親玉、ジョン・シルバーが好きですね。
ジョン・シルバーは、海賊なんだけれども、どこか、勇気があって、自分の信念をしっかり持っている、ただ宝を見つけ出して、金持ちになろうというよりは、男のロマンとして、宝を探し当てようとする。もちろん、頭も切れる、こんなところが、悪党なんだけれども、子悪党的でなく、スケールの大きい悪党で、こそこそしていない。男っぽいところが、自分の性分と合っていて好きですね。最近、姑息なことをする人が多いためか、未知なる大洋に挑んでいくこんな男と酒でも飲みたいですな。
by sanakopi | 2005-05-05 12:19 | 本の話 | Comments(1)