シリコンバレーから新宿へ。引っ越しても就職してもやっぱり本ばっかり読んでる薬剤師さん?!


by sanakopi

完結させる力

 物語のはじまりっていうのはたいていワクワクさせてくれるのですが、40年近く読んできて感じるのが、どう終わらせるかが小説家の力なんじゃないかな、ということです。(ちょっと上から目線ですね、すいません。。。)

 先週、ふたつのシリーズ完結編を読みました。

 上橋菜穂子 守り人シリーズ完結編 『天と地の守り人』全3巻

 こちらは、ありがとう!!と言いたいような見事なエンディング。予定調和でもなく、単なる勧善懲悪でもなく、主人公の二人が考え抜き、最善を尽くしてたどりついたと思える、一つの物語の終わりであり、また新しい物語がやってくると信じられる。ファンタジーでは、そこにもう一つの世界があるのですから、その世界の終りが描かれない限り、そこに新しい物語が続いているのでなくてはいけないと思います。

 はやみねかおる 夢水清四郎シリーズ完結編 『卒業』

 完結編を読んで改めて、はやみねさんは、別にミステリーを書きたかったわけじゃないんだな、とにかく若い世代に本を読んでほしくて、そこからなにか感じ取ってほしくて書いていらっしゃったんだな、とわかりました。メッセージのこもった卒業式でした。

 このほかに、ようやっと、『しゃばけ』のシリーズも読み始めています。これもまたずっと続いていってもいい世界観ですが、いつか、完結編を迎えるとしたらどうなるのかな~~。若だんなが素敵なだけに気になるところです。
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by sanakopi | 2010-11-03 01:55 | 本の話 | Comments(0)