読書の秋
2009年 11月 12日
今年もやってきました、読書の秋。
年中読んでいるんだから、とりたてて、秋、と騒ぐこともないのですが。
お友だちから、よい本を何冊かお借りできたのもうれしい!!やっぱり、気の合う人がいいよ、と言って紹介してくれる本は特別なのです。
まず『白旗の少女』
これは、第2次大戦の終盤の、沖縄が戦場になったときのことを、当時7歳だった女性が書かれたノンフィクションです。つい最近、ドラマ化され、放映されたばかりだとか。
彼女はまず冒頭で、自分が白旗を持って投降したときの写真を撮った、アメリカの従軍カメラマンを探し、再会を果たします。私も、この少女の写真や映像は、テレビの戦争特集の番組などで見たことがあったように思います。親と一緒なわけでもなく、でもにこにこして旗を振ってカメラをちゃんと見ていたので、アメリカ軍のひとに、こんな風にして、と指示をされていたのかな、などと思った記憶があります。
その映像の少女に、こんな壮絶な闘いがあったとはおどろきました。
沖縄戦より前に亡くなった母親や、逃亡をはじめてすぐに亡くなってしまったお兄さんが守ってくださっていたのかもしれませんが、極限状態の彼女の強さには、沖縄という土地の生命力も味方したのでしょう。
また、あの白旗には、深い深い想いがこめられていましたし、カメラにむかった笑顔は、父親の教えを忘れなかった彼女の精一杯の勇気だったのです。
当時のことを全然知らずに勝手な失礼な推測をしていたことがとても恥ずかしいです。
我が家の子供たちには、あまりきちんと戦争のことは話していなくて、そろそろ、こういったよい本もきっかけにして伝えておかなければいけないのではないか、と考えるきっかけにもなりました。
それから、『シマウマだけどウサギ』
これは絵本です。見ているだけでとても楽しい。隠し絵のようなかんじかな。
『マーリン』のシリーズの最終巻。このシリーズは1巻だけ読みましたが、まあ、間が抜けても最終巻は濃い内容でした。『指輪物語』や、『アーサー王物語』『ゲド戦記』など、古典的なファンタジーからの着想もあるでしょうが、現代の子供(や大人)が読みやすく楽しめるようなカラフルで躍動感のある物語になっています。
あと、ダイアナ・ウィン・ジョーンズの分厚い本を今、読んでいます。
あ、あと少年サンデーもお借りして、たくさんある連載のうち、半分くらい楽しんで読んでいます。
『最上の命医』という医療モノがなかなかよいのと、あだちさんの『クロスゲーム』、アニメにもなっている『ハヤテのごとく』、ほかにもいくつかおもしろいのがあります。私には、こたの買っているジャンプより、読めるのが多いかな~~~。
これら、全部買ったらたいへんです。
大きな心で貸してくださっている、みなさんに心から感謝します!!
年中読んでいるんだから、とりたてて、秋、と騒ぐこともないのですが。
お友だちから、よい本を何冊かお借りできたのもうれしい!!やっぱり、気の合う人がいいよ、と言って紹介してくれる本は特別なのです。
まず『白旗の少女』
これは、第2次大戦の終盤の、沖縄が戦場になったときのことを、当時7歳だった女性が書かれたノンフィクションです。つい最近、ドラマ化され、放映されたばかりだとか。
彼女はまず冒頭で、自分が白旗を持って投降したときの写真を撮った、アメリカの従軍カメラマンを探し、再会を果たします。私も、この少女の写真や映像は、テレビの戦争特集の番組などで見たことがあったように思います。親と一緒なわけでもなく、でもにこにこして旗を振ってカメラをちゃんと見ていたので、アメリカ軍のひとに、こんな風にして、と指示をされていたのかな、などと思った記憶があります。
その映像の少女に、こんな壮絶な闘いがあったとはおどろきました。
沖縄戦より前に亡くなった母親や、逃亡をはじめてすぐに亡くなってしまったお兄さんが守ってくださっていたのかもしれませんが、極限状態の彼女の強さには、沖縄という土地の生命力も味方したのでしょう。
また、あの白旗には、深い深い想いがこめられていましたし、カメラにむかった笑顔は、父親の教えを忘れなかった彼女の精一杯の勇気だったのです。
当時のことを全然知らずに勝手な失礼な推測をしていたことがとても恥ずかしいです。
我が家の子供たちには、あまりきちんと戦争のことは話していなくて、そろそろ、こういったよい本もきっかけにして伝えておかなければいけないのではないか、と考えるきっかけにもなりました。
それから、『シマウマだけどウサギ』
これは絵本です。見ているだけでとても楽しい。隠し絵のようなかんじかな。
『マーリン』のシリーズの最終巻。このシリーズは1巻だけ読みましたが、まあ、間が抜けても最終巻は濃い内容でした。『指輪物語』や、『アーサー王物語』『ゲド戦記』など、古典的なファンタジーからの着想もあるでしょうが、現代の子供(や大人)が読みやすく楽しめるようなカラフルで躍動感のある物語になっています。
あと、ダイアナ・ウィン・ジョーンズの分厚い本を今、読んでいます。
あ、あと少年サンデーもお借りして、たくさんある連載のうち、半分くらい楽しんで読んでいます。
『最上の命医』という医療モノがなかなかよいのと、あだちさんの『クロスゲーム』、アニメにもなっている『ハヤテのごとく』、ほかにもいくつかおもしろいのがあります。私には、こたの買っているジャンプより、読めるのが多いかな~~~。
これら、全部買ったらたいへんです。
大きな心で貸してくださっている、みなさんに心から感謝します!!
Commented
by
ウィルチカ
at 2009-11-12 09:55
x
私も最近久々に漫画を読みました。「イランの少女マルジ」という、イランを舞台にした、私と同じ年の主人公の話。同じ年に生まれても、生まれた場所によって、こんなに違う生活送ってきたのねって思いが。。。あと、中東のことってあまりよく分からなかったんだけど、歴史の解説もあって、とても面白かったです。
機会があったら読んでみてください。
機会があったら読んでみてください。
0
『白旗の少女』。昔、ドラマ化されたときに見ました。今調べたら1990年でした。ドラマなので実話とは違う設定かもしれませんが、少女に白旗を持たせ「おまえは生きろ」といって隠れ穴から送り出した老夫婦(夫役は若山富三郎さん)が強烈な印象でした。心に深く残っている一作です。
お借りしている本、いつでも帰れるようにスタンバイして久しく・・・すみませーん!
お借りしている本、いつでも帰れるようにスタンバイして久しく・・・すみませーん!
Commented
by
sanakopi at 2009-11-17 05:08
ウィルチカさん、
イランを舞台にしたおはなし、興味深いですね。
イラン、という国名には残念ながらあまりいい印象はないのですが、ペルシアなんですよね。歴史も文化も古く豊かであるはずです。
その漫画はウィルチカさんの??
また、お借りできたらラッキー、なんて思ってしまって・・・
イランを舞台にしたおはなし、興味深いですね。
イラン、という国名には残念ながらあまりいい印象はないのですが、ペルシアなんですよね。歴史も文化も古く豊かであるはずです。
その漫画はウィルチカさんの??
また、お借りできたらラッキー、なんて思ってしまって・・・
Commented
by
sanakopi at 2009-11-17 05:11
おかあにゃんさん、
ドラマ化はなんどもされているのですね?
これは伝えておかなくては、と思う大人が多くて当然だと思います。
こちらこそ、すいません、結局メールもせずに。。。って今書けばよいのですよね。
ドラマ化はなんどもされているのですね?
これは伝えておかなくては、と思う大人が多くて当然だと思います。
こちらこそ、すいません、結局メールもせずに。。。って今書けばよいのですよね。
Commented
by
ウィルチカ
at 2009-11-18 14:02
x
Commented
by
sanakopi at 2009-11-19 14:36
Commented
by
来夢
at 2009-11-21 17:11
x
「白旗の少女」、偶然、再放送しており観ました。
あの戦火を生き抜いた少女は、本当に強い。本を読んでみます。
それにしても、昨年ひめゆりの塔にも行きましたが、沖縄という地は・・なんともコメントしようがありません。
戦争のことは、やっぱりきちんと後世に伝えていく必要がありますね。
あの戦火を生き抜いた少女は、本当に強い。本を読んでみます。
それにしても、昨年ひめゆりの塔にも行きましたが、沖縄という地は・・なんともコメントしようがありません。
戦争のことは、やっぱりきちんと後世に伝えていく必要がありますね。
Commented
by
sanakopi at 2009-11-24 07:38
来夢さん、
おお~~、再放送してましたか。
友人の話でも、沖縄の地を踏んだことがあると、より深く理解でき、感動も大きいそうですね。きっと来夢さんの受け取れるものは私より大きいはず。
私もいつか、沖縄に行ってみたいです。
おお~~、再放送してましたか。
友人の話でも、沖縄の地を踏んだことがあると、より深く理解でき、感動も大きいそうですね。きっと来夢さんの受け取れるものは私より大きいはず。
私もいつか、沖縄に行ってみたいです。
by sanakopi
| 2009-11-12 01:32
| 本の話
|
Comments(8)