シリコンバレーから新宿へ。引っ越しても就職してもやっぱり本ばっかり読んでる薬剤師さん?!


by sanakopi

of Mice and Men

 邦題は、『二十日鼠と人間』 スタインベックです。

 映画にもなっているそうですが、私は観たことがありませんでした。

 また、スタインベック、有名な小説家ですが、たぶん読んだことがあるのは『怒りのぶどう』だけだと思います。おまけに印象は薄い・・・よく覚えていない・・・

 そんな私がこの本を手に取ったのは、週1回集まっているESLのおしゃべりの会のメンバー、グルジア出身のNさんが一緒に読みましょうよ、と誘ってくれたから。彼女も活字中毒者で、好みを聞いていると、私よりもさらに純文学より。軽いものはあまり読まないみたいです。

 さて、手に取るや否や、内容ばかりでなく、本そのものも古くさ~~い、明らかににおいます。読めるかどうか不安になったのですが、数ページもすすまないうちに、そんな不安はどこへやら、怪しい文法や、方言っぽいいいまわし、そんなのは気にせず、がんがん読めます。

 最後は悲しくて、がっかりしてしまいましたが、なんというか、人間にとって何が大切か、『アルジャーノンに花束を』でも、ねずみといわゆる知恵遅れの人を対比させながら描き出されていましたが、あれは、このスタインベックの流れがあったのだな、とわかりました。

 知恵のあること(要領のいいこと)がそんなにえらいのか、ほかのひとと同じような表現力や生活能力がないだけで知恵遅れと決め付けられ、人として低く見られるようなことが昔も今もあってよいのか。

 主人公のレニーの純粋なやさしさがたとえ英語で読んでも、とてもよく伝わってきて、いろいろ考えずにはいられなくなりました。

 

 
 
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Commented by ETCマンツーマン英会話 at 2012-05-05 10:19 x
「英文ライティングが上手くなりたいなら上質な作家の上質な小説を読みなさい」と英会話の先生に進められたのがスタインベックでした。タイトルの「Of Mice And Men」は、僕が大好きな詩人ロバート・バーンズの「To A Mouse」に影響を受けたものだということを知り、ますます気に入りました。そして、今度はスタインベックから『アルジャーノンに花束を』に繋がって行くのですね。途中まで読んで本棚の奥隅に眠っています。もう一度読んでみることにしました。教えてくださって有り難うございます。
Commented by sanakopi at 2012-05-23 04:49
ETCさん、(と、変な呼び方ですみません)

コメントありがとうございます。
不勉強で、バーンズの詩は読んだことがありませんが、
興味が出てきました。こちらこそ、世界を広げてくださって
ありがとうございました。

by sanakopi | 2009-09-30 07:40 | 本の話 | Comments(2)